遠く離れた妹夫婦の住む土地で、施設に入居している母が居る
父は他界して18年過ぎた
母はもう95歳になる
認知症が出て長いが、話す事も聞く事も出来るし新聞も読める
しかし、電話して私を認識して話せても、少し前に話した事を覚えられず何回も繰り返す
コロナ禍で施設への面会も制限されたと妹が困っている
気丈な母なので弱音ははかないが寂しいだろう
「兄さん、お母さんに手紙を書いてあげて。兄さんからの手紙は凄く喜ぶのよ」
そんな事を妹から頼まれてもう一月近く経ってしまった
何を書いたら良いかと悩む
何でも良いのだがと思うが、あまりこちらの幸せな事を書いても、と躊躇う
当たり障りのない事では、とも思う
今日は一念発起(大袈裟)して書いた
下書きして万年筆で丁寧に書く
大切なのは写真を添える事だと思ってる
それも昔の懐かしい写真だ
それを拡大してプリントする
封筒より大きいので折る事になるが見易くて壁に貼りやすい
写真の裏に日付けを書く
もう今年が西暦何年か分からなくなっているかも知れないが、何年前か知りたくて施設の人に聞くかもしれない
95歳と言う年齢をつくづく思い、振り返るかもしれない
それは幸せな時間になるのではと期待している
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